ここが違うよ合掌造り 白川郷・五箇山の話
みなさんこんにちは!
東日トラベルセンターです!
前回の更新では史上最も遅い猛暑日(最高気温35度)の記録を85年ぶりに更新という残暑の厳しさをお伝えしましたが
今日はまた一転最高気温24度の雨模様と一気に10度以上気温が下がりました。
突然秋が顔を出してきましたね。
9月最終週は東京では上がっても30度には届かないようで、
だいぶ残業した夏さんがようやく退勤し秋さんと交代してくれそうです。
こうなってくると外出もしやすくなり、行楽シーズンの訪れを喜べる準備が整ってきますね!
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さてこう涼しくなってくると気分は秋を飛び越してしまう方も多いようで、
最近はウィンターシーズンのお見積もり依頼も増えてきました。
東京生まれ東京育ちとしてはめったに見られない雪を楽しみに旅行先を考えたりするものです!
ということで今回は雪景色が魅力的な世界遺産【白川郷・五箇山の合掌造り集落】について、
実はふたつの合掌造りは似て非なるものなんだよというお話をしたいと思います。
少しでも興味を持っていただき、ご旅行の参考になれば幸いです!
目次
世界文化遺産【白川郷・五箇山の合掌造り集落】について
参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%B7%9D%E9%83%B7%E3%83%BB%E4%BA%94%E7%AE%87%E5%B1%B1%E3%81%AE%E5%90%88%E6%8E%8C%E9%80%A0%E3%82%8A%E9%9B%86%E8%90%BD(ウィキペディア:白川郷・五箇山の合掌造り集落)
白川郷・五箇山の合掌造り集落は1995年に世界文化遺産に登録された
「岐阜県白川村(白川郷)」と「富山県南砺市(五箇山)」
の合掌造り集落のことで、茅葺屋根が特徴的な集落郡となっています。
近年交通網も整備されてきて、古の日本を感じられるとして人気が高まっています。
どちらも同じ茅葺屋根の合掌造りですが、
実はふたつの合掌造りにはある明確な違いが存在するんです。
【白川郷】(岐阜県白川村)
参照元:https://www.knt.co.jp/travelguide/kokunai/105/(近畿日本ツーリスト|人々を惹き付けてやまない「白川郷」の旅が、もっと楽しくなる観光スポットをご紹介!)
大小100棟余りの合掌造り建築が鎮座する白川郷
白川郷の合掌造りは建物が南北に面しているのが大きな特徴です。(誤差あり)
これは屋根にあたる日照量が多くなるという効果を持ち、
積もった雪を日の光で溶かす役割があります。
また風向きも考慮されており、風の抵抗を最小限に抑えるという効果もあるそうです。
今回のポイントとして一番大きいのが積雪に対する効果というもの。
白川郷と比較した場合の五箇山がどうなのか見ていきましょう。
【五箇山】(富山県南砺市)
参照元:https://toyama.visit-town.com/toyamastyle/gokayama(TOYAMA STYLE|『世界遺産 五箇山』を旅するの前に知りたい10のこと)
五箇山は白川郷に比べて小規模な集落で29棟からなる集落郡です。
建物の向きが一定だった白川郷とは違い縦横それぞれに建築されているのが写真からもわかります。
五箇山の建物の特徴≒白川郷との違いはずばり屋根の傾斜角度なんです。
五箇山の方が白川郷よりも傾斜角度がきつく設計されています。
これは白川郷と五箇山の雪質の違いがカギとなっており、
日本海に近い五箇山では水分を含んだ湿った重たい雪が積もることで屋根に負担がかかるという点から、
傾斜をきつくして雪の自重で自動的に滑り落ちるようになっているそうです。
白川郷は内陸地の乾燥した軽い雪の為、日光で溶かす余裕があったということなんですね。
暮らしの知恵が生んだ似て非なる成り立ち
全く異なる気候環境にも関わらず同じような形になっていったというのは非常に興味深いことでした。
普段何気なく目にしているものでも、人々が歩んできた歴史の上に成り立っていて、
それぞれのストーリーがあると思うと魅力的に見えてくるかもしれませんね。
せっかく旅行をして普段見られないものを見に行くなら、
バックボーンも調べてみるとより楽しめるんじゃないかなと思います!
これから雪景色の旬(?)を迎える観光地のご旅行も、
お悩みの際はぜひ一度お気軽にお問い合わせを!
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それではまた次回の更新でお会いいたしましょう!